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メタモるプロの三姉妹 第三話「ダチョウ2」

2023/06/03


実際に動物に変身して演技をする変演俳優としての初仕事を迎えた萌絵(もえ)。姉の芽衣(めい)の手で、オスのダチョウに変えられた萌絵は、共演するアイドル琉花(るか)と出会うことに。順調に撮影が進む中、いよいよダチョウの出番となり……!

 時は少し遡って。私がダチョウに初めて変えられちゃった日から数日後。立方体オブジェに変えられちゃう日よりは数日前。話に聞いていた「ダチョウの仕事」の当日。

 私は姉二人に連れられて、私たちのスタジオから近くの、大手映画会社の撮影スタジオを訪れていた。

 いよいよ今日、私は変演俳優として、その一歩を踏み出すことになる。普段の姿ではない、完全に変身した姿とはいえ、自分がテレビに映る仕事をするなんて、数日前までは思ってなかったことだから、ちょっと緊張していた。

 私は台本を受け取って、姉二人と共にディレクターから今回の仕事の説明を受けた。

 今回の仕事は、いわゆる漫画・電子書籍アプリのCMだ。スマホで漫画を読んでいる女の子が主役で、ダチョウの出番は、漫画を読んでいる女の子の後ろから首を伸ばしてダチョウがスマホを覗き込む、というシーンと、女の子とダチョウが漫画を見ながら一緒に笑いあうシーンの2カット。多分、編集されて、実際にCMでダチョウが出てくるのはほんの数秒だ。それでも、初めて自分がテレビに出ることになって、私はちょっと緊張していた。

 この仕事、本当は樹希ちゃんに来た仕事だったんだけど、撮影日に春期講習があって来れないから、代わりに私を推薦してくれた形らしい。もし、あの日私が断っていたら、芽衣ちゃんが自分でやるつもりだったみたいだけど。

「一人で変身して、一人で演技して、一人でスタッフと打ち合わせして、って結構大変だからねー。普通の芸能人だって、マネージャーさんついてるでしょ? だからこれまでも、私と樹希ちゃん、どっちかが演技で、どっちかがマネージャー的なことをやることが多かったんだよね」

 芽衣ちゃんは、楽屋で台本をチェックしながらそう教えてくれた。私は、緊張から無言でうなずくしかできなかった。

「そんな緊張しなくても大丈夫だって。今日の監督さんも、主演の子も、変演のこと分かってる人だし、萌絵ちゃんが初めてだっていうのも、分かってる人たちだし。大丈夫大丈夫」

「でも、私、やっぱり演技とか……」

「今日の演技量なら、初仕事にはちょうどいい量だと思うし。ね。それに、主演の子だって知ってるでしょ? 『Time, Forward!』の、琉花(るか)ちゃん」

 確かに、詳しくはないけど、最近テレビで見かけるから何となくは知ってる。人気5人組ガールズアイドルユニット『Time, Forward!』のメンバーの一人、辺見(へんみ) 琉花ちゃん。確か、私と同じ年だったはずだ。

「琉花ちゃんには前々から萌絵ちゃんの話してて、会いたがってたから。せっかくだし仲良くなれたらいいね」

「えっ、私の話を?」

 まさか、人気アイドルが私のことを知ってるだなんて。そもそも、これまでは芽衣ちゃんたちの仕事は今まで守秘義務で聞けなかったから、芽衣ちゃんが琉花ちゃんと知り合いだったなんて想像もしなかったし、自分の知らないところで自分のことをアイドルが知っているなんて、不思議な感じだ。

「うーんでも、準備時間考えたら、挨拶の前に変身しておいた方がいいかもね」

 台本を確認し終えた芽衣ちゃんの言葉を聞いて、私は頷く。

 琉花ちゃんの、特別ファンってわけじゃないけど、やっぱり芸能人と会えるってなるとちょっとテンション上がる。……けど、その貴重な初対面で、私はダチョウの姿にならなきゃいけないわけだけど。

「じゃあ、ベッドに座ってね。この間と同じように、ダチョウに変えてくからね」

 私はまた言われるまま、ベッドの上に座って、一度深呼吸をした。

 前回ダチョウに変えられたときは、突然のことで心の準備が出来ていなかったけど、今日はもう最初からダチョウになるつもりでここに来ているから、その点ではだいぶ落ち着いている……というよりは、テレビに出る緊張感でそれどころじゃない、というだけの話なのが正解かもしれないけど。

「じゃあ、始めるね」

 芽衣ちゃんはそう言って私の足にゆっくり触れ、マッサージのように揉んでいく。揉まれるたびに私の足は徐々に柔らかくなっていき、形が変わりやすくなっていく。そうなった私の足を、芽衣ちゃんは丁寧に、だけども素早く形を作り変えていく。初めての時は手際が良過ぎてよく分からなかった変化も、今回はもう少し理解できた。私の、人間の五本の指のうち、3本の指が徐々に短くなって、足の中に揉まれながら消えていく一方で、残った二本、特に中指が太く大きくなっていき、その指先からは鋭いかぎ爪が生えてくる。あっという間に、私の足は、ダチョウのそれへと変化を遂げた。一回経験しているとはいえ、自分の体が、人間の体が人間じゃなくなっていく感覚は、不思議な感じがした。そのまま、芽衣ちゃんの手は私の体を次々作り変えていく。

 脚はすらりと伸びて、鱗で覆われたダチョウの脚に。手と腕に黒い羽毛が生えていき、ダチョウの翼に。体も羽毛で覆われてダチョウの体に。私の体の人間の部分が、どんどんダチョウに塗り替わっていく。

「じゃあ、首と顔いくね」

 そう言って芽衣ちゃんに、首を揉まれていくうちに、私の首はするすると細く長く伸びていく。体の他の変化も大きいけど、案外この首の変化が、翼とか尻尾以上に、一番体感での変化度が大きいかもしれない。

 けれど、今日は前の変化とちょっとだけ、違う気がした。あの時感じが、喉が締まる感じが、今日は無かった。

 でも、そのことに気にする間もなく、芽衣ちゃんの手は容赦なく私の顔を揉んでいく。私の見た目の、最後のアイデンティティを消していく。くちばしが生え、目が大きくなって、髪の毛が消えて。私の顔が完全に変わったということは、全ての変化が完了したということだ。

 私は、楽屋に備え付けてある姿見を覗き込んだ。……うん、そこにいたのは勿論、かわいらしさとかっこよさを兼ね備えた、地上最速の鳥、ダチョウだった。勿論、オスの。

「うん、今日も完ぺきかわいいダチョウの完成!」

「うん、ありがとう」

 自分ではできない変身をさせてもらったんだから、ありがとうってお礼を言うのは当然のはずなんだけど、強制的にオスのダチョウに変えられて、ありがとうっていうのも、それはそれでちょっと変な感じもした。

「というか、今日は最初から喋れるね?」

「撮影前に、会話するのに不便だからね。そりゃあ喋るようにするよ。撮影中は、一応変な声が入ったらよくないから、その時は喋れなくするけどね」

 ちゃんと、仕事が絡めば、そういう判断してくれるんだな。だったら、最初の変身の時にその配慮をしてほしかったんだけど。

 それからほどなくして、私たちはスタジオへと呼びこまれた。芽衣ちゃんに先導されながら、私は楽屋の低いドアをくぐって、スタッフが通りすがる通路を抜けて、撮影スタジオへと入っていく。

 大きなグリーンバックの背景、複数台のカメラ、多くのスタッフ。本当に、テレビの世界に来ちゃったんだなって気持ちが湧いてきたし、本当に、ダチョウの姿で来ちゃったんだなって気持ちも湧いてきた。この現場に、一匹だけ明らかに浮いているオスのダチョウ。すごく変な感じがする。

 ……そういえば、姉二人以外で、初めてこのダチョウ姿を見た人って、さっき通りすがった、名も知らぬスタッフさんだったな……あの人は、私が本当は人間だって知ってるんだろうか……知ってたら恥ずかしい気もするし、知らないなら知らないで、それはそれで恥ずかしい気もする。

 なんてことを気にしていたのも一瞬、今回の撮影スタッフさんたちに歓迎された私は、ひとまずスタジオの隅で待つように言われる。その間、ADらしき若い女性がついてくれて、何でもない世間話をして待ち時間を過ごしていた。けど、なんかこれも変な感じだな。ごく普通の大人の女性である人間のADさんと、ごく普通の女子中学生であるオスのダチョウの世間話。ここにしか存在しない光景かもしれない。

 そして程なくして、ついに琉花ちゃんがスタジオに現れた。私は芸能人には詳しくないし、琉花ちゃんのことも詳しくはないけど、顔と声くらいは知ってるつもりだった。でも実際の琉花ちゃんを見ると、テレビで見るより何倍もかわいくて、何倍も魅力的な女の子だった。琉花ちゃんは、監督さんらスタッフさんへの挨拶を済ませた後、芽衣ちゃんを見つけて走り寄ってきた。

「芽衣さんお疲れ様です!」

「琉花ちゃんこんにちは。今日は妹をよろしくお願いしますね!」

「あ、もう一人の妹さんですよね! 萌絵ちゃん! 初めまして、辺見 琉花です!」

「川里 萌絵です、よろしくお願いします」

 ダチョウの姿で自己紹介をするって、ちょっと変な感じがする。この姿、別に私の本当の姿じゃないのに。

「同い年って聞いてたから、楽しみにしてたんです! これからよろしくお願いしますね!」

「あ、はい。よろしくお願いします」

 イメージ通り、明るくて、元気で、かわいくて、いい子であることは分かった。私も、琉花ちゃんも、もう少し色々話をしたかったけど、撮影を始めなきゃいけないからあまり世間話は出来ず、琉花ちゃんは再び監督さんたちのところへと行き、打ち合わせを始めた。

「琉花ちゃんや、その事務所の子たちをよくCM起用してる代理店と、そこが依頼する制作会社さん、って今ここにいる皆さんね。ここがよく変演回してくれること多いから、琉花ちゃんとは今までも、これからも仕事が一緒になること多いと思うから」

 芽衣ちゃんの説明を聞きながら、私は打合せをしている琉花ちゃんの姿を見ていた。さっきまでの明るい姿とは打って変わって、まじめで、真剣な表情を見て、プロってすごいんだな、同じ年なのになって感じていた。私も、お手伝いとはいえ、プロとして仕事をしていくんだから、見習わなきゃいけないな。

「お、リハやるみたいね。萌絵ちゃんの出番はまだだけど」

 まずは、琉花ちゃん一人でスマホを見ているシーンから。実際には表示されていない画面を見ながら、琉花ちゃんは本当に漫画を見ているような、楽しそうな演技をして見せる。

「私、あそこまでちゃんと演技なんてできないよ」

 琉花ちゃんのちゃんとした演技を見て、私はひるんでしまう。私、演技に関しては練習さえほぼしたことないのに。小学校の学習発表会で、セリフをただただ棒読みするだけしかしたことないのに。

「大丈夫、今回は難しい演技を求められてないから。自然体の萌絵ちゃんの姿が、自然体なダチョウの姿になるからね」

 芽衣ちゃんの言葉を聞いても、私はまだ気持ちが落ち着かなかった。でも、琉花ちゃんの演技を見ていて、その実力差に落ち込むというよりは、楽しそうな姿を見て、自分も楽しく演じたいなという気持ちが徐々に湧いてきた。

 そうしているうちに琉花ちゃん単独のシーンが本番まで取り終わって、いよいよ私が映るシーンだ。私はグリーンバックを背景に、カメラの前に立つ。私の前には、スマホを持った琉花ちゃんがいる。本当は、私とほぼ同じ身長のはずの琉花ちゃんだけど、今は私の方がずっと大きくて、見下ろす形になってる。これも、不思議な感じだ。

「楽しんでやりましょうね!」

「は、はい」

 私は声が震えながらも、そう返事をする。リハーサル中、私はスマホの覗き方をいくつか試しながら、監督さんの指示に従ってちょっとずつ微調整していく。カメラの位置、琉花ちゃんの演技との間、ダチョウとしての笑顔に見える角度、色々考えながら、台本を元に、正解に近い画を監督さんが導いていく。

「じゃあ、次本番だから、一度声出せなくするからね」

 本番直前、芽衣ちゃんが寄ってきて、私の喉元に優しく触れたかと思うと、キュッと軽く締め付ける。次の瞬間から、私の喉からは声が消え、空気が抜ける音しかしなくなる。

 そうしていよいよ本番。声がかかって、私は、ダチョウは首を伸ばして琉花ちゃんのスマホを覗き込む。楽しそうに、漫画を見る、ふりをする。琉花ちゃんが一瞬驚いた表情を浮かべた後、カットの声がかかる。

 それを何度か繰り返す。悪いところがあったわけじゃないけど、よりよいものにするため、何度か同じ演技を繰り返していく。そして何度か目でOKがかかり、芽衣ちゃんは私に声を戻す。

「うん、すごくよかった! ダチョウのかわいいリアクションすごくよかったよ!」

「う、うん。そうかな」

 褒められているのは私のはずだけど、私は私でもダチョウの私なので、ちょっとまだ実感がわかなかった。

「私も、すごくよかったと思います! 樹希さんもかっこよかったけど、萌絵ちゃんは仕草がすごく自然でかわいくて! 次のシーンもよろしくお願いしますね!」

 プロである琉花ちゃんにそう言ってもらえて、私はようやく少し、自分に自信がついてきた感じがした。勿論それは、全くの素人である私に対してだからこそ、ちょっと良かったくらいでもすごく褒めてくれてるだけなんだろうけど、それでも、今までこういう褒められ方ってなかなかされてこなかったから、やっぱりそれは、嬉しかった。

 そうしてもう一つの私の出演シーン、琉花ちゃんと一緒に楽しそうに漫画を一緒に見るシーンもリハと本番を撮って、今日の撮影は終了した。

 初めての経験、一瞬一瞬は、すごく時間が長く感じたのに、終わってみるとあっという間の時間で、正直ふわふわしたままだった。私と芽衣ちゃんは楽屋へと戻り、芽衣ちゃんの手で私は人間の姿へと戻されていった。顔が、首が、体が、手が、足が、人間のそれへと戻っていく。鏡を見ると、そこに写っているのはいつも通りの川里 萌絵。やっぱり、さすがにまだこの姿が一番しっくりくる。自分だなって感じがする。

「お帰りの準備のところ失礼します! 辺見です!」

 帰り支度をしている途中で、琉花ちゃんが楽屋に挨拶にやってきた。

「今日は本当にありがとうございました! 萌絵ちゃん、本当すごくよかったです! 楽しかったです!」

「あ、ありがとうございます。初めてだったから、ちゃんとできたか、分からないけど」

「大丈夫! すごくよかったです! CM、流れるの楽しみですね!」

 あ、そうか。当たり前だけど、このCMがテレビで流れるんだ。オスのダチョウになった私の姿が、全国のお茶の間に流れるんだ。そうか、そうか。……そうかー。

「あ、あと芽衣さん、前お話ししていた件って、ご調整つきました?」

「ああ、四月の第三週土曜日なら、お互い空いてそうかもね。後でマネージャーさんに正式にお話ししておくね」

「ありがとうございます!」

「待って、何の話?」

 芽衣ちゃんと琉花ちゃんで交わされる会話に、私は思わず割って入ってしまった。

「琉花ちゃんね、以前から変演に興味があったから、一度スタジオ遊びに来ない? って話をしてたんだよね」

「萌絵ちゃんの話も聞いていたので、一度ゆっくり話が出来る機会も欲しかったですし!」

 そう言って琉花ちゃんは、私の方を見る。笑顔が、眩しい。

「萌絵ちゃんも、まだ変演始めたばかりだし、芽衣さん樹希さんから、話を色々聞けたらいいなって思うし、4人でお話しできたらいいなって!」

 確かに、まだまだ色々聞きたいことはたくさんあるし、逆にアイドルの話も色々聞いてみたい。

「うん、じゃあ。第三土曜日、私も開けておくね」

「樹希ちゃんにも、講習終わったら寄るように言っておくね」

 琉花ちゃんは、嬉しそうに微笑んだ。

 もしかして私、琉花ちゃんと、アイドルと、友達になろうとしているのか。これが、テレビの世界で仕事をするってことなのか。

「これから、一緒に仕事することも多いと思うから、改めてよろしくお願いしますね!」

「こ、こちらこそよろしくお願いします」

 私と琉花ちゃんは握手を交わす。こうして私の初めての仕事の一日は終了した。激動の一日で、ずっと緊張しっぱなしだったけど、ずっと楽しい時間でもあって、これからこういうことが続くのかと思うと、気持ちはますますワクワクしていた。

 それから二か月後、流れたCMが好評だったり、琉花ちゃんの知名度と人気がますます上昇したり、ダチョウがかわいいと話題になったり、その話題を聞くたびに私が悶絶したり色々あったけど。

 それはまた、別の話。

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この小説を書いた人

宮尾武利

ATRIダイレクター。獣化作家。

「獣化がまだ好きではない人に獣化を好きになってもらうため、獣化を好きな人にもっと獣化を好きになってもらうため」をモットーに、獣化について様々なアプローチを試みている。

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