馬に変えられてしまった娘は想いを寄せる鍛冶屋に助けを求めるため、知恵を絞り鬼ばばにある提案をする。
美しく描かれた馬の姿と、元に戻るためにその姿で行動する様子が描かれている。
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ある村に髪の美しい娘がいました。隣村の若い鍛冶屋がキノコスープと木いちごジャムが好きなことを知り、娘はキノコと木いちごを採りに出かけました。夢中で探しているうちに、娘はついに魔物がひそんでいると噂される森に入ってしまいました。森のなかではキノコと木いちごがたくさんみつかりましたが、突然、鬼ばばが現れました。「うまそうなはちみつの色じゃ。ひとつ、背中におぶっておくれ」と娘の髪をつかんで、娘を馬にしてしまいました。森の奥の馬小屋に閉じ込められた娘は鍛冶屋に助けてもらう方法はないかと考えました。「蹄鉄がなかったらあんたを乗せても長くは歩けないでしょう」と鬼ばばに話しました。なるほどと思った鬼ばばは馬を鍛冶屋のところにつれていきました……。勇敢な鍛冶屋はとうとう鬼ばばを退治して娘を助け出しました。そして、ふたりはめでたく結婚式をあげました。 スラブ民族の美しい田園風景を背景にしたオリジナルの創作絵本。
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